風立ちぬ。
映画話を続けよう。
ジブリのアニメ映画『風立ちぬ』を観に行った。 なかなか容易に感想を言い捨てることが出来ない内容であった。 「人生とは虚しいものであるのかもなぁ」と思った。 永遠はないのである。 このアニメが賛否両論なのは、何となく分かる。 まず、映像は美しいが、エンターテイメント性の低い映画である。 簡単にいやぁ、飛行機設計士のオジサンの一生である。 もうひとつは、史実じゃないんだけど、 モデルになった人が二人いて…そのミックス、で史実もあり、 みたいなわかりにくさ。子供には難しいかも。 まあ、難しいものを観るのもいいかも知れん。 感じ得るものもあろう。 ちなみに、庵野秀明さんの声の演技は、 最初、相当な違和感があるのだけど、 それが逆にフックになって、印象深くなって、良かった。 「優男声」じゃ埋もれてしまうだろう。 これはもちろんそういう効果を狙ったのだろう。 あと、ラブシーン(?)になると特にノリノリになってきて大変良い。 庵野監督はなかなか色男である。 この映画の、人生は虚しいものかもなぁ、という感は、 誰かが言っていたが「団塊世代のそれ」っぽいのは確かかも知れない。 でも、誰だって脇目もふらず走りたいし、愛したい人を愛したい。 理想は理想ではあるが。 それを今ここでやるにはやはり生きねばならないのだろう。 やはり生きねばならないのだろうか。
by ca_setsu
| 2013-08-30 21:00
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